江戸前期・寛永元年から二年頃開窯とされる上野焼皿山本窯の掛分沓茶碗です。 使用されている胎土から皿山本窯でも江戸前期から中期頃の作と思われ、茶陶を意識した手ずくねの茶碗で鉄釉と失透釉が掛分されています。 器形は半筒の沓形で、底部は付け高台の中に巴の渦巻きが貼り付けられるなどかなり作為的で、茶心のある陶工か粋な茶人の手によるものと思われます。 焼成中の窯割れやヘタリはありますが、これもすでにこの茶碗の魅力の一部になっています。 ちょっと使いにくそうですが、変わり茶碗として是非挑戦してみていただきたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 江戸前期～中期 サイズ 口径：１４，７～１２，２センチ 高さ：５，８センチ ◎送料はこちらで負担させて頂きます。 xvpbvx