外箱や装丁に傷や汚れがありますが、中は非常に綺麗な状態です。


●発行：2011年、日本水産株式会社 本編647p 史料 252p
●内容：（目次）
第一部 日本の近代化と水産業
第一章 日本の水産業の黎明 ―一九〇五年頃まで
第一節 前史―古代・中世・近世・近代
第二節 水産行政と漁業の発展
第三節 近代式捕鯨事業の導入
第四節 トロール漁業の登場
第五節 北洋漁業の始まり
第二章 近代型水産業の勃興―「田村汽船漁業部」の創業 ―一九〇五〜一九一七年
第一節 草創期のトロール漁業
第二節 「田村汽船漁業部」の創業
第三節 北洋漁業と船舶事業の経営
第三章 産業の拡大と技術革新―「共同漁業」の発展 ―一九一八〜一九三三年
第一節 「共同漁業」の設立
第二節 戸畑冷蔵の設立と戸畑漁港への移転
第三節 海外漁場の開拓と事業展開
第四節 母船式カニ漁業の合同
第五節 トロール漁船の革新
第六節 水産科学発展への取組み―早鞆水産研究会の設立
第七節 トロール漁業における近代的労使関係
第四章 新興財閥と水産業―日本産業と「日本水産」 ―一九三一〜一九四〇年
第一節 拡大する「共同漁業」の事業分野
第二節 南氷洋捕鯨への挑戦
第三節 日産コンツェルンへの参画
第四節 日本最大の水産会社へ
第二部 太平洋戦争期と戦後の復興
第一章 戦時下の統制経済と水産業 ―一九四〇〜一九四四年
第一節 計画経済化と産業の変化
第二節 「日本水産」の選択
第二章 占領下の水産業 ―一九四五〜一九五〇年
第一節 戦争被害と食糧危機
第二節 GHQによる占領政策と水産業
第三節 漁業の再開
第三章 水産各社の復興 ―一九四五〜一九五〇年
第一節 戦後「日本水産」の発足と各社の復興
第二節 「日本水産」の漁労事業の再開
第三節 経営再建への道
第三部 高度成長期の発展と拡大
第一章 成長への助走 ―一九五〇〜一九五五年
第一節 朝鮮動乱と特需
第二節 戦後海洋秩序の確立
第三節 漁業交渉と漁業の再開
第四節 「日本水産」の水産事業の発展
第五節 海運事業の本格化
第六節 加工食品事業の展開
第七節 「日本水産」の経営状況
第二章 高度成長期の飛躍 ―一九五五〜一九六四年
第一節 日本の高度経済成長と食生活の変化
第二節 水産資源への世界的関心の高まり
第三節 「日本水産」の体質改善五カ年計画
第四節 強まる漁業規制と「日本水産」
第五節 進化する加工食品と「日本水産」
第三章 水産業の新たな開発と展開 ―一九六五〜一九七〇年
第一節 冷凍すり身の開発と事業化
第二節 漁労事業の世代交代
第三節 「日本水産」の食品事業
第四節 「日本水産」の海外事業
第五節 「日本水産」の海運事業の発展
第六節 高度成長期後半の成果
第四章 成長期の終焉 ―一九七一〜一九七七年
第一節 激変する経済・産業
第二節 規制の強まる国際漁業
第三節 低成長の中の「日本水産」
第四部 低成長時代の構造変化
第一章 経済と漁業環境の変化 ―一九七七〜一九八五年
第一節 日米貿易摩際
第二節 変化する食品の消費と流通
第三節 二〇〇海里時代の到来
第二章 「日本水産」の漁労事業の縮小・撤退 ―一九七七〜一九八五年
第一節 日本と「日本水産」の遠洋漁業の縮小
第二節 「日本水産」の模索する経営
第三節 「日本水産」の漁労事業・海運事業の縮小
第四節 伸び悩む食品事業
第三章 「日本水産」の事業構造転換の苦闘 ―一九八五〜一九九五年
第一節 拡大策の挫折と経営低迷
第二節 多様化する水産事業
第三節 食品事業の進展
第四節 新規事業分野の形成と成長
第五部 創業理念の実現をめざして
第一章 選択と集中による経営改革 ―一九九六〜二〇〇〇年
第一節 二〇世紀後半の「日本水産」をめぐる環境
第二節 利益体質への転換―NCRマネジメント
第二章 真のグローバルリーダーを目指す―TGL計画・新TGL計画 二〇〇一〜二〇一〇年
第一節 「日本水産」を取り巻く環境
第二節 グローバルリンクスの創造に挑む「TGL計画」 ―二〇〇一〜二〇〇五年度
第三節 「日本水産」の次の一〇〇年を見据えた経営戦略「新TGL計画」 ―二〇〇六〜二〇一〇年度
第四節 先達の志を未来に継承する
追記
主要参考文献
年表
『日本水産百年史 : 史料』
100年のあゆみ
日本の近代化と水産業(~1929年)
太平洋戦争期と戦後の復興(1937~1950年)
高度成長期の発展と拡大(1951~1977年)
低成長時代の構造変化(1977~1995年)
NCRマネジメント(1996~2000年)
創業理念の実現をめざして(2001~2010年)
基本資料（会社沿革図、定款、業績の推移、ほか）
世界と日本（世界の人口推移、日本の人口推移、世界の主要穀物生産量推移、日本の主要穀物生産量推移、世界の食肉(牛・豚・鶏)生産量の推移、日本の漁獲・養殖生産量の推移、ほか）