○ イタリアで最も美しい稜線を持つと言われるモンテ・グラッパ山。その麓の街に１９１２年創業したイタリアで最も歴史ある筆記具メーカーがモンテグラッパです（因みにモンテグラッパのある町を支配していたのがミラノ公であったビスコンティ家。）。モンテグラッパのアルティジャーノ（職人）が創り出す筆記具は「ライティング・ジュエル（書ける宝石）」と呼ばれる程に美しい筆記具として知られています。生産終了となって長い時間が経った今でも人気の高いレミニッセンスの中でも豪華版のバーメイル仕様です。 ○ スターリングシルバー製のボディーにゴールド・プレートを施したバーメイルはゴールド・プレートの中でも格別な輝きを持ち、ギリシャ神殿にも見られる「グリーク・キー（Greek Key）」と呼ばれる恐らく中国の雷文と同じ起源を持つ文様を精緻な金工技術で浮き彫りされたボディーを一層輝かせています。写真でも分かると思いますが、このグリーク・キー模様は、角度によっては三角の鋭い波型にも見え、とても魅惑的な文様です。 ○ 「レミニッセンス（REMINISCENCE＝回想）」と名付けられたように、この万年筆は戦前、最も万年筆が人々に求められた時のフォルムを現代に再現。古びた感じを持ちながらも、永遠の美も備えたなんとも飽きの来ないフォルムです。そして、「パラディオ（Ｐａｌｌａｄｉｏ）」はルネッサンス期にヴェネチアで活躍したAndrea Palladio (1508～1580)が提唱した左右対称、均衡の取れた様式美を持つ建築様式を指し、その名の通りに全面にレリーフされたグリーク・キー文様が均整の取れた八角のこのペンをより美しく見せています。 ○ 八角形のため持ち易くかつ滑り難く、転がらず、傷をつける心配が無い、実用性の高さを持ったペンでもあります。
注意事項：高温多湿な日本では地金の銀の変色が出易いバーメイルですが、奇跡的に変色は見られないと思います。未使用ですが、古い品ですので新品をお求めの方や神経質な方は絶対に入札をお控え下さい。ノークレーム、ノーリターンでお願いします。 【商品の説明】ブランド、メーカー：レミニッセンス・パラディオ・バーメイル・スリム、モンテグラッパカラー・材質：バーメイル（スターリングシルバー無垢に鍍金）ペン先繰出し方式：ツイスト式サイズ：全長：１３０mm (収納時)、最大胴軸径：９mm、重さ：２９．９７g（素人計測）